先ほど先生方とPTA新旧懇親会を終え、帰宅。1日を振り返りました。
午前中は、中学の入学式。母代として、参加させていただきました。
心に残っているのは、新校長先生の、雨の入学式になったからこそ話された、「この世界の全ては水からできている、恵みの雨」というお話。
PTA会長の「いつも心の扉を開いて待っています」というお話。
そして、先生方の生徒への眼差しです。
M中学校、長男が一年生の時は、とても荒れている学校でした。ボヤがあったり、暴力行為があったり、警察も入ることもあり、緊急保護者会もありました。
でも今は、(もちろん、いろんなこともありますが)落ち着いていて、安心して子どもたちが通える学校となっていると感じます。
ここまで来るには、大変なご尽力がないと無理。本当にありがたいことだと、私は思っています。
新旧の校長先生はじめ、役職の先生方と、質問力を生かし、お話しできて、
◯教師としての喜び。
◯子どもたちへの思い。
◯子どもたちと関わる時に気をつけていること。
◯不適切な行動をする子どもたちとの関わり方。コツ。
(対等の関係、平等、信頼をどう届けるかという旨、おっしゃっていました)
◯役職の立場の役割。思い。
◯ご自身の子育てを通して思うこと。
等々、お聞きすることができました。
ほろ酔い加減もあったけど、感動して涙こらえるのが大変だったほど。大きくて、優しくて、たくましい、経験を通して月日を重ね育まれた、先生方の思い・信念がそこにはありました。だからこそ、物腰が柔らかで、笑顔がありました。
お聞きすることができて、とてもとても嬉しくて、感動しました。
M中学校チームとして、先生方一人ひとりを大切にして、子どもたちのために、どうあるべきか、リーダーとしてのあり方も学ばせていただいた気分です。
安心できて、かっこよかったです。
心配なことがあったら、遠慮なく先生方に相談してください。まずは、学校を信頼し、先生方を頼ってみてください。
担任の先生に相談しにくかったら、校務主任・教務主任の先生、教頭先生、校長先生に相談してもいいです。
電話でも、直接学校へ行っても、私にお声掛けいただいても、ご自身ができる方法でいいです。
まずは、学校を、先生方を「信頼」し「頼ってみて」欲しいと私は思っています。
どーんと大きくて、それでいて、繊細な心の目で、子どもたちのことも、お母様方のことも、考えてくださると思います。
私は、母代をさせていただき、本当に本当に良かった、心からそう思います。
母代をさせていただかなかったら、知ることのできなかった、先生方の世界があったからです。
🌸🌸🌸
M中学校の役職の先生方は、
多感な時期の子どもたちが、切磋琢磨しながらも、学校に居場所を見つけ、毎日を豊かに過ごせるように。自分の可能性を信じられるように。全てひっくるめて卒業するときにM中学校でよかった、大人になっても、何かあったらM中学校を訪ねてきてくれる、そんな中学校になるように。
そのために、子どもたちの毎日を支える先生方が、同じく豊かに過ごせるように、客観的な視点を持って、
自分たちがまず、先生方一人ひとりの個性をプラスもマイナスも認め、大切にする。先生自身が学校に居場所があると感じ、チームの一員として自分の可能性を伸ばせるようにする。etc
沢山の配慮をされ動いてくださっている、とても素敵な先生方でした。
カウンセラーとして思ったことは、自分の心が整っていて、尚且つ、共通する思いを持っている仲間がいないと、机上の上の空論で終わってしまい、実際に実行することは、難しいことだということです。
退職された校長先生、そして、教頭先生の大きな人間性を感じました。
新しく赴任された校長先生もその旨を話されたので、どういうところでお感じになられたのかお聞きしましたら、(詳細は控えますが)
「教員の動きを見れば、前校長先生の偉大さがわかる」とおっしゃっていました。
そう話される新校長先生のお人柄も、経験豊かで、沢山のことを仲間の先生方と乗り越えてこられたからこその、優しさとたくましさ、温もりを感じました。
先生方、何より、真面目一辺倒ではなく、柔軟性があり、ユーモア力も沢山お持ちでしたよ^ ^
子どもたちの今、そして、未来を親身になって考えてくださり、息子たちを思い、育ててくださり、本当に本当にありがとうございました。
M中先生チームとして、助け合いながらお仕事をしてくださって、平日も週末も、夜遅くまで、お疲れ様です。
どうかご自身のご家庭、子どもたちのことも大切にしてあげてください。
息子たち三人、7年間、お世話になり、ありがとうございました。
M中学校を卒業した三男が通う地元の高校へは、二男も通っていて、この3月に卒業したのですが、その時、学年主任の先生からいただい言葉が心に残っています。
その言葉をご紹介します。
「これから先も、子どもたちは、お父様お母様に心配をかけること、もう、まったく!ということもあると思います。でも、この三年間、我々は子ともたちの成長をみてきました。子どもたち、大丈夫です。どうか子どもたちのことを信じてあげてください」
ズッキューン。
アドラー心理学を学んでいるのか!? いろいろ問題があげられる教育界ですが、心についての研究がうーんと進み、子どもたちのことを考えて学んでくださっている先生方も沢山いるのです。
M高校の今年の教育目標は、「子どもたちの自己有用感を育むこと」だそうです。アドラー心理学では、共同体感覚・貢献感・所属感という言葉に当てはまると思います。
先の言葉を話してくださった先生が、三男の副担任に。なんてありがたいことだろう。
とはいえ、昔ながらの教育、厳しさ、制約もある中で、多感な時期の息子も、私自身も、いろんなことを感じるとは思うけれど、
先生方の眼差しは、子どもたちの豊かな成長に向けられていることは確かです。
私はどんなことがあっても、「こちらからより多く信頼と尊敬を届ける」そのあり方を貫こうと思っています。
今まで、三人の男の子の子育てを通して、沢山の先生方と関わる中で、そうしてきてよかった!と確信しているからです。
いつもいつも、先生方と私、「共有ゾーン」は、大切な子どもたちのことを想う、ここにありました。
そして、話し合うことで「協力して」子どもの「今」を大切にできた、と感じているからです。
人と人は、協力できる。
先日、希望する強豪校へ行けなかった三男だからこそ生まれた目標を聞いて、とっても楽しみな気持ちでいます。
目に見える結果は、叶わなかったけれど、目に見えない結果、
「自分の目標に向かい、俺は、挑戦した」ここに胸を張る息子の姿があります。
息子は、この先もどんなことがあっても、周りの人に助けてもらいながら、自分で引き受けるところは引き受けて、乗り越えていけると思っています。
今までの子育ての軸
「世界(人)は、仲間である。」
この視点が息子の心に確かに育っていることが、何より嬉しいです。
勇気づけに出会ってよかった。
そして、人とのご縁に感謝!!
この街に、嫁げて、子どもたちだけでなく、私達夫婦も時に周りに迷惑をかけながらも、人として育つことができたと感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
この街に住めたことを、私は、今、誇りに思っています。
これからもこの街が、豊かでありますように。今の私にできることを、私もさせていただきます。
あと2回、母代のお仕事が残っていますので、頑張ります!
平成28年度 M中学校 母親代表 澤田由美子
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